スチームオーブンレンジ(ツインバード)

2022年01月19日

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20年くらい使った電子レンジとお別れして、ツインバード製のスチームオーブンレンジを購入しました!
今時の最新オーブンレンジというと、何もかも自動でいろんなことをしてくれることが売りですが、

  • おまかせ料理に興味がない、ククパ連携とかいらない。
  • 扉に調理メニューが書いてあるのがすごくイヤ。
  • しゃべらないでほしい
  • 多すぎる機能はどうせ使わないから、欲しい機能が高性能でわかりやすいならそれでいい。
  • 電子レンジの出力の種類は多いのがいい
  • 過熱水蒸気じゃなくてスチームでいい。蒸したい。

ということで買い替える機械をここしばらく吟味していたところ、ちょうど私的に理想的なマシンが発売間際だったので、こちらを購入することに決定。燕三条もツインバードも好きですし。

機能が少ないと言っても、今まで単機能の温めだけの電子レンジを使っていたので、十分以上の機能を備えています。

スチーム機能

この機械の一番のウリ、それがダブルスチーム。蒸し物がいいかんじにできる機能です。
付属の天板の上に付属の網をセットするわけですが、レンジ内部左側の壁に上下二箇所の蒸気口があって、そこから出たスチームが網に置いた食品を上下から丸ごと包み込むような設計になっています。
片側から出たスチームは反対側に置いたものはムラになったりしないの?って思いましたが、これがこの機械のすごいところで、蒸しムラというのが全然ない!

買って3日あまりで、肉まん、花巻、茶碗蒸し、プリン、蒸しパン、蒸し野菜等いろいろやってみましたが、とにかく蒸し料理の温度管理の安定感がすごい。
今まで蒸し料理といえば、鍋に蒸し器を乗せるか電鍋を使っていたわけですが、蒸しムラだったり、蒸し器に入れるもののサイズ調整が難しかったりとか、蒸気で濡れすぎる仕上がりみたいな残念項目がいろいろあって、あまり蒸し料理を作ることに積極的になれないところがあったのです。
でもこれなら、四角い天板に満遍なく乗せられるので容量も十分だし、蒸気が細かいせいか不思議と必要以上に濡れたかんじがしない。
だけど火はちゃんと通っている不思議。

買ってすぐ使い倒したので、すでにカルキの跡がありますね。定期的なクエン酸洗浄が必須です(使いすぎたのか、4日で洗浄サイン出ました…)
しかしこんなに気軽に蒸し料理ができる日が来るとは思わなかったですね〜。買ってよかった。

花巻を蒸してみた

  1. ボウルで粉を混ぜて、庫内で一次発酵。
  2. 生地を成形して、付属の天板と網にクッキングシートを敷いて並べたら、庫内で二次発酵
  3. そのままスチームモードで蒸しあげ

セイロと違って天板に並べられるので一度にたくさん作れるのがいいですね〜。
使ったものを洗って庫内を拭き上げて、水を捨たらおしまいです。
何度も蒸したり、鍋やセイロを洗ったり、セイロがかびないようにしっかり乾かしたりしなくていいのがラクー。

低温調理ができる

低温調理ができるというところも期待していましたが、ここに関しては残念な点もあるなと思いました。
サラダチキンや温泉卵、ローストビーフといった定番料理はちゃんとおいしく作れますので、いわゆるそういうものを作るだけの場合はまったく問題ないです。

サラダチキンはいつも通り、胸肉を三等分して一つずつポリ袋に入れて袋ごと調理してみましたが、きちんと柔らかくジューシーなものに仕上がりました。
通常63℃/90分設定で作っていましたが、この機械だと65℃で作ることになるため、もう少し大きいかたまりで作った方が火の通りがちょうどいいかな?と感じました。鶏胸肉なら一枚丸ごとで作った方が良さそう。

スチーム調理なのに食品はなぜかビシャビシャにならないので、すぐ食べる場合はお皿に乗せた状態でも普通に作れるところは素晴らしいですね。

さて、今まではいわゆる「投げ込み式」の低温調理器具を使用していて、オーブンレンジのできが良ければこちらは引退できるかなと思っていましたが、そこまでには至らないようです。
このスチームオーブンレンジでいう低温調理はスチームで温度調整するもので、レストラン等にあるスチームコンベクションの簡易版と言ったところになります。
これが家庭で使用できるというのは機能的にはとっても素晴らしい!

残念な点は使用できる設定温度。

スチーム機能がつまりは低温調理ができる部分なのですが、まず、モードごとに使用できる温度帯が違います。
低温調理とは95℃以下の調理法とされているので、この範囲でスチーム調理できる温度の設定がこちらです。

  1. 65℃、70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃(スチームモード)
  2. 65℃、70℃、75℃、80℃、85℃(低温調理モード)
  3. 85℃(蒸し料理 弱。強は100℃)

もうスチームモードに全部まとめちゃえばいいのに。
こういう、いろんなところに重複した項目があって結局ごちゃっとするっていうのが日本のゲームとかサービスのUIにありがちな…

温度を5℃刻みでしか設定できないのがまず不満。繊細な温度管理ができてこその低温調理なのに、5℃ずつとはなんという大雑把。
それから発酵用途での利用(30〜45℃)を除くと、なんと46℃〜64℃部分の設定温度が抜け落ちています。
せめて55℃か60℃から使えたらよかったなあ。でもまあここに関してはお高いビストロくんとかも同じようなかんじだからなあ。

制作サイドの意見を想像すると、「とにかくサラダチキンを、安全な温度帯で作れたらそれでいいんじゃない?」というかんじかなーと。
しかしながら、ここの温度帯で使いたい調理もいろいろあって、ここに関しては非常に不満に思っています。

とはいえ、ざっくり作る低温調理にはとても便利な機械ですし、その範囲内でも十分使えるマシーンです。

電子レンジ機能(100W、200W、500W、600W、900W、1000W)

電子レンジの買い替えなので、電子レンジとしての機能は当然必要。
今まで使っていたものは170W+500Wのモードのみだったので、なにかと細かい使い方が難しかったのですが、これなら「調理器具としての電子レンジ」がもっと使いやすくなります。
出力を調整することで少量のごはんも上手に炊けました。嬉しい。

オーブン機能

30℃、35℃、40℃、45℃、70℃〜250℃(設定10℃刻み)
30℃〜45℃は、パン種等の発酵のための温度帯で、こちらはスチームあり。
発酵時のパン種にフキンをかけなくても保湿されるのがいいですね。
庫内のサイズは、大きいパンを焼きたい人とかには小さく感じるかもしれませんが、オーブントースターよりは広いですし、一般的な焼き料理なら十分だと思います。

その他

煮込み、揚げ物、飲み物温め、オート、冷凍食品、解凍などの機能も。
ここらへんはほとんど使わないので割愛します。

ていうか、電子レンジとスチーム使う用途以外ではたぶん使わないです。なぜならオーブントースターとコンベクションオーブンが横にあるから。いっそ使わない方が汚れなくていいです。
それぞれ得意分野が違うので、なかなか機械を減らせないのが悩みです。

総評

良いところ

  • 蒸し料理が簡単で高性能、温度が圧倒的に安定しておりりムラなく蒸せる!
  • 低温調理が手軽にできる
  • 電子レンジの出力調整の種類が多くて使い勝手がいい

残念なところ

  • 低温での細かい温度設定ができない(他社製品でも同様)
  • 使用後の水抜きと、庫内の掃除が面倒(他社製品でも同様)
  • 庫内を乾かしたいのに、フタが開いていると時間が経ってもスイッチが切れない

残念な点もありますが、それを置いても十分な機能がある素敵マシンです。
私としては買ってよかったな!と思っております。今年も楽しくお料理できそうです。

和田明日香とスチームオーブンレンジ特設サイト(和田明日香さんのレシピブックがダウンロードできます。)

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